2000年9月のにっきだよ

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2000年9月29日 怪しい機械

今日もクマゴローは会社を休んでる。彼には勤労の精神ってものがないのだろうか?オイラがシャチョさんだったら、とっくにクビにしてるよ。

そんなナマケモノのクマゴローは暇をもてあましているようで、小さな機械を目に押し当てて、何やらオイラに話しかけてくる。しかも、いつになく甘ったるい声で。オエッ気色わるぅ〜。

「ほら、ちゅう太ぁ、こっち向いて。」

あまりにしつこいから、クマゴローの方を向いてやると。

”カシャッ”

うわぁ!ま、眩しいっ!な、なんだぁ、何しやがったんだぁ!なんだあの光はっ。びっくりしてかたまってると・・・

”カシャッ”

ま、またしても。いったい何をしてるんだ。

「ちゅう太のしゃしん、いいのとれてればいいなぁ。でもうつるんですだから、あまり期待できねーなぁ。」」

ど、どうやらオイラの体からしゃしんってのを取ったみたいだ。しゃしんってのはいったい何だ?なくなっても大丈夫なものなのか?”感染る”とか言ってたぞ。伝染病の一種だろうか?と、とても気になる。

2000年9月28日 はんぐらいだー

まだ午前中だとゆーのに、ぴろ助が部屋の掃除をはじめた。めずらしく今日はヤル気だ。だけど、そーじきのあのうるさい音はどーにかならないものか?

ちょっと前かがみになって、そーじきをかけてるぴろ助の背中を眺めていたら、むしょうに飛び乗りたい衝動にかられた。

”どーしよーかなぁ、邪魔すると怒られるしなぁ。あー、でも乗りたい。え〜い、乗っちゃえ!”

後ろから肩に飛び乗ってみたら、ぴろ助は以外にも無反応。オイラを肩に乗っけたまま掃除を続けてる。オイラは前足を肩に引っかけて、体をぶら〜んと垂らしてみたんだ。ぴろ助が動く度にオイラの体も左右に揺れる。こりゃあなかなかおもしろいぞ。まるではんぐらいだーに乗ってるみたいだ。

その姿を見て、クマゴローが大笑いして転げまわってた。あれ?今日は平日だよな。会社はどーしたんだよ!

2000年9月25日 モテル男はつらいよ

またまた角田のばあちゃんが来た。家に上がると一番最初にオイラに挨拶してくる。挨拶が終わると、後は帰るまでず〜っとオイラの側から離れないんだ。どーやらオイラに惚れちまったらしい。年増ゴロシと呼んでくれぃ。

最近はクマゴローもぴろ助もあまり遊んでくれなくなった。小さい頃は1日中遊んでくれたのに、今じゃちょっと遊んでくれたかと思うと、あとはほったらかし状態。オイラが”遊んでくれ”ってねだると、「しゃーねーなぁ」って感じでようやく相手をしてくれるけど、心ん中じゃ「めんどくせーなぁ」って思ってるに違いないんだ。

その点角田のばあちゃんは、オイラに惚れてるだけあって、いる間中ず〜っと遊んでくれる。まぁちょっと”ばあちゃんスペシャル”はハードすぎるってとこもあるけど、最近はオイラも慣れてきたから、心地よい疲れを楽しんでるよ。おかげで、ばあちゃんが帰った後はソッコーで寝ちまうようになったよ。

オイラもだんだん角田のばあちゃんに会うのが楽しみになってきた。やっぱ愛されてるってことは幸せなことだよねぇ。ウチのふたりもばあちゃんを見習って、もっとオイラを愛しやがれ!

2000年9月23日 一触即発

今日はオヒガンって日らしい。オヒガンとはまた変わったネーミングだよね。”○○の日”とかならわかるけど、なんか怪獣の名前みたいでおかしい。

オヒガンにはオボンと同じようにお墓参りツアーをしなければならない決まりがあるようで、今日のツアーは角田に決定し、角田のばあちゃんの家に行った。

「あらぁ、クロちゃんも来たのぉ。私のこと覚えてるよねぇ。」

覚えてるも何も、つい10日前に会ったばかりだろっつの。オイラはそんなにボケてねーよ。それにオイラはクロちゃんでねーっての!

「まんま食べるか?まんま。」

それどころじゃないの!ぴろ助とはじめて会った日に一度来たことあるけど、もう忘れちゃったんだから、隅々までパトロールしないとね。

おっと!白い猫がいるぞ。あれがユキベエだな。あれれ?なんか怒ってるみたいだ。なんでだろう?オイラはこんなに友好的なのになぁ。ちょっと近づいて挨拶してみよっかなぁ。

「フゥ〜〜ッ!!」

ヤ、ヤッベー!威嚇してきたよ。こりゃあこれ以上怒らせると攻撃されちゃうかも・・・。とりあえず毛繕いしてごまかしちゃお。

あ〜、よかった。どっかいっちゃったよ。なんだ、むこうもけっこう臆病なんじゃないか。でも、ちょっとびびったなぁ。今度来る時はおみやげ持って来よう。

2000年9月21日 魔法の箱

我が家のきっちんには”れーぞーこ”とゆー魔法の箱がある。ぴろ助が秘密の扉を開けると、中からいろんな食べ物が出てくる。クマゴローが開けるとビールが出てくるんだ。オイラの大好きなアイスクリームも、この魔法の箱から出てくる。なんて魅力的な箱なんだろう。

箱の中はいったいどーなっているのか?扉が開く時、中に入ろうとして身構えるんだけど、いつも阻止されるんだ。ひじょーに気になる。いつか必ずあの中に入って、魔法の箱の秘密を暴いてやる。

2000年9月19日 きーぼーど

パソコンのきーぼーどってのは、けっこう便利なものだ。

きーぼーどの上にふせると、いろんなボタンが体のツボを刺激してくれて、とってもキモチイイ。まるで西川のムアツ・フトンのようだ。できれば、この上で寝ていたいんだけど、乗るとすぐ怒られるから、そいつは無理なようだ。隙を見て、僅かな時間だけでもツボ・マッサージをするのがオイラの新しい健康法だ。

オイラは上手く話しができないから、時にはきーぼーどを使ってふたりにメッセ−ジを伝えるんだ。でも、猫語がわからないらしくて、ふたりは邪魔してるとしか思っていないらしい。おかしいなぁ。

「はらりふれれれれままま」

う〜ん、肉球でキーをたたくってのはけっこう難しいもんだ。次は漢字変換に挑戦だ。

2000年9月17日 秋の気配

クソ暑かった夏も終わりを告げ、めっきりすずしくなってきた今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。

いやぁ秋ですねぇ。秋ってのは人恋しくなる季節ですな。ロマンチストのオイラは、ひとりホテルの部屋でもの想いにふけりながら、しずかに涙しております。

ってアイツらいったい何時に迎えに来る気なんだ!ニュースじゃ台風とかゆーバケモンが来るって言ってるし、オイラひとり置いて逃げたんじゃねーだろぉな!こんなまだ子供のオイラをひとりっきりにしておくなんて、ひどいぢゃないか!虐待だ!動物愛護団体に訴えてやる!

夕方近くなって、ようやくふたりが迎えに来た。今回ばかりはふたりの姿を見たとたん、不本意ながらおもいっきり鳴いてしまった。

「迎えに来たってことがわかるのねぇ。ねー、ちゅう太。寂しかったんだよねー。」

おいおい、ハニワ女よ。知ったかぶりすんぢゃねーよ。秋の気配がオイラをそうさせただけさ。しっぶ〜い!オイラが女だったら惚れちまうね。まさに、はーどぼいるどって感じだね。

2000年9月15日 温泉

クマゴローとぴろ助が温泉ってところに出かけて行った。温泉とはいったい何をするところなんだろう?ふたりが温泉の書いてある本を読んでる時、ちらっと盗み見したことがあるけど、そこには、たくさんの人達が毛皮を脱いで沼に入ってる様子が載っていた。しかも、その沼は煮えたぎっているらしいのだ。う〜ん、いくら考えてもわからん。なぜ、わざわざ煮立った沼の中に入るために多くの人間が温泉ってとこに行くのか。一種の修業みたいなものなのか?謎は深まるばかりだ。

とゆーことで、オイラはまたしてもホテル暮らしを強いられることになった。ハニワ女はますます慣れ慣れしくなりやがった。ふたりともオイラのことを何だと思っているんだ!あ〜、角田のばあちゃんとこに行っちゃおうかなぁ〜。

2000年9月13日 ねずみがしゃべってる

”ピンポ〜ン”めずらしく朝早くに玄関のチャイムが鳴った。オイラはチャイムが鳴ると玄関まで走って行くのが習慣になってるんだ、クマゴローを迎えに行くためにね。家ではこれをピンポンダッシュと呼んでる。そんなわけで玄関まで行ってみると、何か荷物が届いたみたいだ。いったい何だろう?美味いものだったらいいな。

「おおっ!当たったよ!」なんだ、どーした?!1億円でも当たったか?

クマゴローが嬉しそうに箱を開けると、中からでっかいねずみが出てきた。な、何だぁ?オイラへのプレゼントのつもりかな?だけど、オイラおぼっちゃまだからねずみなんか食べないよ。それにしても、このねずみ日焼けしてんなぁ。サングラスかけてサーフボードまで持ってるよ。

「○○サンカラノメールヲヨムヨ」

び、びっくりしたなぁモー!こ、こいつしゃべりやがる。オイラでさえ、まだうまくしゃべれないのに生意気な奴だ。だけど、何か気味悪いから近寄らないようにしようっと。いつか、もっと体が大きくなったら食ってやるから覚悟しときやがれ。

2000年9月12日 いちみり?

今日、またまた角田のばあちゃんがやって来た。

「あらぁクロちゃん元気だったぁ?一週間ぶり・・・あっ3日ぶりだったかな?ちょ〜っと見ないうちに、また大きくなったんでないの〜?・・・1ミリくらい。」

・・・・・。

い、いちみりって。そんなんわかるんかい!それにオイラの名前はクロちゃんでねーっつの。ったく角田のばあちゃんといいクマバアといい、人(猫)の名前くらい覚えろよなぁ。

ばあちゃんは、その後もオイラの名前を間違え続けた。”クロちゃん””クロベエ””クロスケ”しまいにゃ「ゆき。ゆき。あっ!ちがった、何だっけ?」そりゃ自分の飼ってる猫だべな。

2000年9月10日 ぴよこ隊

オイラの行き付けのホテルは、オイラ達の生活必需品を売ってるショップの中にある。今日はその”ペット・エコ”で新しいおもちゃ”ぴよこ隊”を買ってもらった。

こいつは普通の猫じゃらしと違い、らせん状になった伸縮性のあるビニールロープの先に、ひよこの人形がくっついてるやつで、今までになかったタイプのおもちゃだから、オイラもおもわず夢中になっちゃったよ。

部屋中を振り回され、ベッドの上と床とを行ったり来たりさせられて、さすがのオイラももうくたくたさ。やっともう少しで追いつきそうだって時に”ビョ〜ン”ってぴよこ隊を上に上げるから、捕まえるためにジャンプしたんだ。

「おお〜っ!ちゅう太がジャンプしたぞ〜!」

オイラもこれだけ跳んだのははじめてだったけど、そのジャンプを見たクマゴローは異常に興奮して、オイラにジャンプさせようと同じ動きを繰り返すようになった。しょーがないからつきあってやってたけど、期待を裏切るわけにはいかないからね。スターは辛いよ。もう体力の限界だ。ぺたっとへたりこんだら、やっと止めてくれたよ。

「どうだ、ちゅう太。満足したか?」

まったく、人間と遊んでやるのも疲れるよ。

2000年9月9日 おみやげ

今日、またしてもクマゴローは野球観戦に出かけた。とゆーことは、お酒飲んで夜遅く帰ってくるのは100%間違いない。ぴろ助も呆れてしまって半分諦めているようだけど、帰りがあまりにも遅くなればやっぱり機嫌はよくない。空気がピリピリしてる。とてもじゃないが、ハラへったからって噛んで訴えられる雰囲気ぢゃない。ちょっとは一緒にいるオイラの身にもなってくれよぉ。

夜12時、クマゴローはやっぱり飲んで帰ってきた。おや?右手に何か持ってる。”吉野屋”って書いてある、なんかいい匂いがする包みだ。ぴろ助は、その包みを見るなり機嫌が直ったようだ。中身は食べ物だったようで、ふたりはその包みを開けて食べはじめた。「ちゅう太も食べる?」誘われたから匂いを嗅いでみたけど、シェイプアップに気を使ってるオイラは食べるのをやめた。夜中に食べるとふとるぞ。今さら言っても遅いけど・・・

ぴろ助の機嫌が直ったのは、クマゴローがおみやげという魔法を使ったせいらしい。そういえば、自由に外出できるオイラの中間達も、ねずみやカエルなんかをおみやげに持って帰るって聞いたことがある。オイラもいつかぴろ助におみやげを持ってきてやろう。そーすりゃきっと美味い物を食べさせてもらえるぞ。なんたって単純だからね。

2000年9月8日 角田のばあちゃん再び

ぴろ助のかあちゃんだけあって、角田のばあちゃんもどうやら動物好きのようだ。ばあちゃんには何度か会ってるけど、オイラはまだ心を許したわけじゃないのに、めたらやったら体を触ってくる。あまりになれなれしいから噛んでやるんだけど、それでも寄ってくるんだ。

ばあちゃんの腕にはオイラが噛んだのとは別の噛み傷が無数にある。こいつは”ゆきべえ”によるものらしい。もう3年も一緒に暮らしてるのに、まだ噛まれてるんだ。ぴろ助は「最初のしつけが大事なんだよ。ゆきは私のことは噛まないんだから。」とか言って自慢してるけど、オイラにゃ噛まれてんじゃねーかよ。

そんな角田のばあちゃんが、今日ひさしぶりにやって来た。ばあちゃんスペシャルのキレはあいかわらず鋭くて、オイラはまたしても疲労困ぱいだよ。なんであんな動きができるんだろう?「ウチの猫は、猫じゃらしに見向きもしない」と、お嘆きの方々にあの技教えたら、金になるんじゃないかなぁ。

「ちゅう太も一緒に角田に帰るか?ウッシャッシャ・・・」

ばあちゃんは帰り際に必ずこう言う。家での待遇が悪くなったら、ばあちゃんのところに行くってのもいいかもね。

2000年9月5日 豊作

ぴろ助は動物好きだ。将来の夢はムツゴロウ王国のパクリ版を作ることらしい。名前は”クマゴロー帝国”にするつもりのようだ。去年の誕生日は動物園で過ごしたし、旅行に行っても”動物ランド”とか”わんわん王国”とか動物とふれあえるところにばかり行きたがるんだって。そんなぴろ助は家でも動物を飼いたかったけど、前はアパート暮らしだったし、今は社宅に住んでるから動物が飼えない。オイラが同居してるのはここだけの話なんだから、チクっちゃダメだよ。そこで、動物のぬいぐるみを置いて気を紛らわしていたんだ。だから、家にはぬいぐるみがたくさんある。

那須動物王国出身、セントバーナードのゴン太はクマゴローのアロハとパンツを無理やり着せられてる。神戸から来たトラッキーはぴろ助の車の中用枕にされている。クマゴローが連れてきたレッサーパンダのポン吉は、最初に箱から出してもらうまで2日間閉じ込められてた。そして今度は、オイラの遊び相手にしようってことで、黒猫のぬいぐるみがやって来た。

その黒猫を持ってオイラの目の前で動かしたり、体にくっつけてきたりしてなんとかオイラと遊ばせようと努力してるけど、その猫がぬいぐるみだってことくらいオイラだって知ってる。シカトをきめこんでたら、どうやら諦めたようだ。思惑がはずれて残念だったね。

そのうちふたりがこの黒猫の名前を考えはじめた。と思ったら、ものの1分で名前が決まったようだ。オイラの遊び相手だからってことで、”豊作”に決定したらしい。そう、巨人の星に出てくる貧乏のくせに大家族の、あの左門豊作からとったんだ。まったく、ふたりには名づけのセンスってもんが全く無い。自分たちの子供に名前をつける時は、他の誰かにお願いした方がいいと思うよ。そうでないと子供が不幸だ。

2000年9月2日 洗面台

クマゴローとぴろ助が、朝起きた時と夜寝る前に必ず行く場所がある。そこは洗面所と呼ばれるところで、そこには洗面台というちょっと高い山がある。ふたりはそこで顔を洗ってるんだ。人間とゆーのは不便な動物で、顔を洗うのにわざわざ水を使わなければいけないらしい。オイラ達は水なんかなくてもちゃんと洗えるのにねぇ。

ちょっと前までは洗面台の上に飛び乗ることはできなかったけど、最近になってようやく上ることができるようになった。洗面台の横にはワゴンって名前の小山があって、ちょうどオイラの体がすっぽり納まるスペースがある。まるでハンモックのような感じなんだよ。最初はその上でくつろぐのが楽しみになったんだ。

ワゴンの上から顔を洗ってるところを眺めているうちに、洗面台にクサリでつながれてブラブラしてる奇妙なものを見つけた。あの黒い物体はいったい何だろう?前足でつついてみると、けっこうおもしろい動きをする。最近は家にあるおもちゃにも飽きてきたところだったんで、この新しいおもちゃが気に入ったんだけど、クマ&ぴろが顔を洗ってる時にこいつで遊ぶと「邪魔だ!」ってんで下に降ろされてしまう。クマゴローなんか水を出しっぱなしにして、オイラが洗面台に上がれないようにしやがるんだ。まったく、もう少し心の広い人間になってもらいたいもんだ。

そうそう、それからふたりは顔を洗う前に口から泡を吹くんだよ。もしかしたらクマゴローとぴろ助はカニなのかもしれない・・・。なんでやねん!

2000年9月1日 身体測定

今日、家にある体重計で体重を測られた。オイラの体重は3.6kg。生後6ケ月としては、まぁまぁ標準じゃないかな。1日中寝てばかりいるように思われてるけど、これでもけっこうシェイプアップには気をつけてるんだぜ。

オイラと一緒になって寝ているぴろ助の体重はいったいどうなってんだろ?

クマゴローは家の体重計で測れるんだろうか?

我が家の辞書に”ダイエット”って文字はないみたいだからなぁ。


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