2000年10月のにっきだよ

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2000年10月30日 ぷにぷに

寒い!ここ数日のうちに朝晩の冷え込みがめっきり厳しくなってきた。ぴろ助は風邪なのか、はたまた知恵熱なのか、原因不明の発熱で「さむい!さむい!あ〜さむいー!」と布団の中で丸くなってる。体型が丸くなったってことぢゃないよ、念のため。

寒くなってきたおかげで、ふわふわ毛布がお目見えした。ベッド一面に広げられるこのでっかい毛布は、”モンゴルマン”とゆー未だ見ぬ怪人からの贈り物だそうで、上に乗るとひじょーにキモチイイ。近いうちにモンゴルマンが家に来るってゆーから、オイラからもお礼を言っとこう。それにしても”モンゴルマン”とはいったいどんな生物なのか、楽しみだ。

この毛布の上で”ぷにぷに”と前足を交互に動かしてふわふわを押すのがオイラの日課になった。夜寝る前にぷにぷに。朝起きた時にぷにぷに。肉球に伝わるこの感触がやめられまへんなぁ。

2000年10月29日 因縁の対決

ついに検査の日がきた。もっともキライな場所、病院に強制連行される最悪の日だ。もう朝から憂鬱だなぁ。

それでも覚悟を決めて病院の入り口を入ると、待合室に犬がいた。ついこの前、海で犬に追いかけられて死ぬ思いをしたばかりだから、どーしても警戒してしまう。けしてビビってるわけぢゃないよ。ホントだよ。植木の陰とかに隠れてたら、オイラがビビってると勘違いされて、時間まで外で待ってることになった。ホントにビビってたわけぢゃねーって。

オイラの診察時間になったんで、しかたなく病院内に戻ったら、今度はもの凄くデカい犬がいやがった。このデカさはクマゴロー級だね。こんなのに襲われたらひとたまりもないよ。ぴーんと張りつめた緊張感の中診察室に入って行くと、そこには宿敵”緑のにーちゃん”が待ち構えていた。

”フゥーッ!”すでに興奮状態だったオイラはさらにエキサイト、クマゴローの背中越しに緑のにーちゃんを威嚇した。それでもにーちゃんはオイラの体にさわろうとする。なかなか手強いやっちゃ。華麗なフットワークでかわしてたんだけど、にーちゃんのカミさん”ナース・マリコ”も加勢してきて、ついに捕まってしまい頭からバスタオルを被された。

イデデデ!な、なにすんのやっコノ!最近ちょっと訛ってきたみたいだ。こりゃマズイ

左足に激痛を感じて見てみると、何と!オイラの足に針を刺して血を抜いてやがる。こ、こいつらは吸血鬼だったのか!?十字架かにんにくをくれぇ・・・

などとバカなことを言ってる間に血液検査は終了した。結果はどっこも異常ナシ!さすがオイラの鋼鉄のボディーはそう簡単にゃあ壊れやしねーよ。

2000年10月28日 ♪走りだしたら止まらないぜ!

我が家の人間共は病人をいたわるってー気持ちが微塵もない。オイラは一昨日2階から落ちたばかりで、まだ病院での検査も受けてないから骨が折れてるかどうかもわからないのに、コウヨウとかゆーものを見に連れて行かれた。まったく、あんな枯れかかった葉っぱ見て何が楽しいんだか。自分達も枯れかかってるからなぁ。

行った場所は鬼首と書いてオニコウベって読む悪魔の手毬歌の舞台になった村も同じ名前なんだって。土地のスキー場と呼ばれるところ。そこのもの凄い坂道をず〜っと上まで登って行った。何をするわけでもなく、ただ寒いだけなのに、なんでこんな疲れる思いをしなくちゃならないんだ!

そのうち今度はその坂道を走って下りはじめた。オイラもついて行こうとして走りだしたら、下るスピードに足がついていかない。と、止まれないよぉ!もう少しでごろごろ転げ落ちるってとこで、なんとか両足をふんばって止まった。

なんいことしやがるんだ、危ねーぢゃねーか!文句言ってやろうと近づいてったら、また走り出しやがった。

ぜえぜえ・・・

もうダメだ、もー限界だ!まだ完全に回復してないオイラをこんな目にあわせるなんて、あんまりだ!夜中に暴れて仕返しすることをかたく心に誓ったオイラでした。

2000年10月26日 すかいだいびんぐ

今日はオイラにとって歴史に残る1日となった。

いつものようにお風呂場の扉を開けて中に入りくつろいでいると、窓が少し開いていることに気付いた。”あそこから外を眺めよう。”そう思ったオイラは窓枠に飛び乗り、外を見ようと体をのりだした・・・

”あっ!”

次の瞬間、オイラは空を飛んでたんだ。

オイラの家は建物の2階にある。そこからコンクリートの地面まで急降下したんだ。なんたってはじめての経験だから、うまく着地できたかどうかわからないけど、別に体に異常はないみたいだから、うまくいったんだろう。たぶん”きゃっと空中3回転”をしたはず・・・

ひとりで家の外に出たのもはじめてだし、コワイ思いをした後だってこともあって、車の下でじっとしてたんだ。するとそこへクマゴローが帰ってきた。オイラは必死に居場所を教えようとして鳴いたんだけど、全く気付いてくれない。ったく、ぼ〜っとして歩いてるからだよ。しばらくして、ぴろ助が探しにきてくれてやっと家に帰ることができたんだ。

後で気付いたんだけど、鼻の頭をすりむいちゃって血が出てる。どっかにぶつけたんだろう、けっこーイタイ。足とかは大丈夫みたいだけど、もしかしたら病院で検査しなくちゃいけないかも・・・

2000年10月23日 寝不足

あ〜、眠い。とにかく眠い。も〜何も考えられない。

そーいえば、昨夜はなかなか寝付けなくて、3時頃まで家中を走りまわっていたんだった。おかげでクマ&ぴろもずーっと起きてたっけ。ふたりも今日は寝不足なんだね。

「今日は暴れないでちゃんと寝るんだろーな!」

さあ?そんなこと言われてもねぇ、なんたってオイラ夜行性なもんで・・・

2000年10月22日 秋の海

今日はとてもいい天気だ。まさに行楽日和って感じだね。こんな日はどこかに出かけておもいっきり走りまわりたい気分なんだけど、もうお昼だってーのに、ふたりともまだ起きてこない。どうやら今日も寝て曜日になってしまいそうだ。

そうこうしてるうちに、ぴろ助がようやく起きてきた。

「あ〜ハラへったぁ!」

お腹が空いて起きたみたいだ。ったく、寝てるか食ってるかだな。それじゃ体重減るわけねーって。

せっかくの休みだからでました!せっかく星人ってんで、外に食べに行くことになった。オイラは車の中に置いてきぼりだけどね。お腹がいっぱいになると、ようやく天気の良さに気がついたらしく、「せっかくだから海にでも行こうか」ってことで、またまたあの大きな水たまりに行くことになった。

海に着くと、たくさんのサーファーにーちゃん達が板の上に乗って水の中で遊んでた。オイラにゃおぼれてるようにしか見えないんだけど・・・。オイラ達は砂浜を、まるで昔の青春ドラマのように涙は心の汗だ!走ってると、その姿をジ〜っと見つめる眼があった。

殺気を感じて振り向くと、一匹の犬がものすごい形相でこっちに向かって走ってきた。”つ、捕まったら殺される”そう直感したオイラは必死で逃げようとしたけど、足がすくんで動けない。”もーダメだ!お父様お母様先立つ不幸をお許しください”そう覚悟を決めた時、ぴろ助がオイラを抱き上げてくれた。それを見て、犬はそそくさと立ち去っていったんだ。よっぽどぴろ助のことが怖かったんだね。そーいやぁ”すっぴん”だもんなぁ。そりゃ怖いって。

気がつくと、ぴろ助の手はオイラのおしっこで濡れていた。あまりの恐怖にちびってしまったらしい。ホントに絶体絶命だったんだから。

あ〜怖かった。

2000年10月19日 出入り自由

夏の間は開けっぱなしだったオイラの”オアシス”お風呂場の入り口が、秋の到来とともに閉められてしまうようになった。中に入りたくても入れずに、入り口の前で扉の隙間から中の様子をうかがう日々が続いてたんだ。なんとか扉を開けようと、何度も何度も試みたけど、どうしてもうまくいかなかった。

そしてオイラはついに、閉められた扉という難関を突破することに成功した。偶然発見したことなんだけど、扉の真ん中あたりを頭で押すと、そこから扉が折れて中に入ることができるんだ。オイラは学習能力が高いからね、もう完全に覚えちゃったよ。

こいつは小さな一歩だけど、オイラにとっちゃ大きな一歩だ。どっかで聞いたことがあるな。

次はトイレのドアに挑戦だ。

2000年10月18日 しあわせな場所

オイラがはじめてこの家に来た時、こたつとゆーとても快適な場所があった。いつのまにか、どっかにいっちゃってたんだけど、今日再び姿を現したんだ。

こたつの中に入ると、とてもしあわせな気持ちになる。一度入ったらなかなか外には出られないね。猫族に近いぴろ助もどうやらオイラと同じらしい。これから春になるまでは、毎日こたつの中での生活が続くことになるだろう。

このすばらしいこたつにも、たったひとつ弱点がある。それは匂いがこもることだ。悪臭防止のためにも足は清潔にしてくれよ。それから、くれぐれもこたつの中ではするなよ。

2000年10月14日 霊気漂う場所

今日はひびった。まじでひびった。ちょっとチビりそうになったほどだ。

仙台に”猫塚神社”なるものがあることを知ったクマ&ぴろは、地図で必死に探したけど、なかなか見つけることができなかったが、昨日ついにその場所を見つけた。今日はその神社にお参りするために出かけてきたんだ。

その神社は、狭い道路添いにあった。よ〜く注意して通らなければ気付かないほどひっそりと建っている。当然、駐車場なんかないので、近くのコンビニに車を止め、申し訳程度に買い物年甲斐もなくキティちゃんのチョコレートを買った。そしていつのまにかぴろ助が全部食べた。をして、クマゴローがオイラを抱きかかえ、ふたりは歩いて神社へ向かった。

鳥居をくぐったところで、オイラはなんかイヤ〜なものを感じた。こ、ここには絶対猫の霊がいる!オイラは中に入りたくなくて、クマゴローの腕の中で暴れたんだ。いつになく震えてるオイラを見て、ふたりもオイラの異常に気付いたらしいんだけど、とりあえずそのまま中に入ってっちゃった。かんべんしてくれよぉ。

神社には人がいる気配はなく、なんか荒れてる感じがする。小さな建物の中に招き猫とか猫の人形とかが並んでる。どうやら誰かが置いてったものらしい。ふたりはそこにある箱の中にお金を投げて、猫に小判って言葉を知らないのかねぇ、この人達ぁ”ガランガラン”って鐘を鳴らし、なんかお祈りしてた。

もーダメだ、もー限界だ!このままだと悪霊に憑依されてしまう。たすけてくれ〜!必死の訴えをやっと聞きいれてもらい、なんとか無事に帰ってくることができた。いやぁそれにしても恐かった。もしかするとオイラは霊感強いのかもしれない。宜保チュウタでテレビ界にデビューするか。

2000年10月12日 恋の季節

最近なんだか落ちつかない。お気に入りのおもちゃーズで遊んでても、すぐに飽きてしまう。な〜んかせつないんだよねぇ。

オイラももう7ケ月、思春期ってやつをむかえたんだね。彼女の1匹でも欲しいんだけど、家の外に出られないから出会いのチャンスってのがないもんなぁ。イエネコのさだめとはいえ、寂しいねぇ。

”あー!彼女が欲しいよぉ”オイラの切実な気持ちをわかってもらおうとして鳴いてるのに、全く理解してもらえない。それどころか、「あー!うっせぇよ!何が言いたいんだよ、ちゅう太は。」と怒られる始末だ。

そのうちぴろ助が気付いて、彼女の代わりにって端を結んだタオルを与えてくれた。な、なめてんのかぁ!こんなもんが彼女の代わりになるわけねーだろ!ちなみにクマゴローはこのタオルを”ナンキョク2号”と呼んでいる。(わかる人だけわかってね)

ところが、これがなかなかイイ感じなんだ。これでオイラもしばらくは寂しい思いをしなくてすむよ。ダマされてる気がしないでもないけど・・・

2000年10月10日 ボーソーゾク

人間の中には、猫と同じように夜行性の人間もいるようだ。夜遅くまで酒飲んで騒いでるクマゴローもきっとそうなんだろう。

夜行性の人間の代表が、毎週土曜の夜になると現れるボーソーゾクと呼ばれる人達だ。彼等はものすごい声で鳴く、”ばいく”ってゆー種類の馬に乗って、一晩中走りまわっている。我が家はオンボロなので、防音がほとんど効かないためかなりうるさい。それでもクマゴローは、「若けぇうちはしゃーねーんだよなぁ。」と言ってあまり気にしてないようだ。

先祖代々夜行性のオイラには、ボーソーゾクの気持ちがちょっとわかる。ような気がする。暗くなると無性に暴れたくなるんだよねぇ。

”ドタンバタン!ズダダダダ・・・”ふたりが寝床に入って電気が消えてから、オイラはボーソーゾクに変身するんだ。

「うるさいっ!いい加減にしろよぉ、ちゅう太ぁ!」

人間のボーソーゾクには寛大なくせに、猫のボーソーゾクに対しては厳しいクマゴロー。はっきり言ってこれは差別だ。

2000年10月8日 せっかく星人

「せっかくだから・・・」これがぴろ助の口癖だ。

どこかに出かければ、「せっかくだから、もうすこしゆっくりして行こう。」車で通ったところに神社があれば、「せっかくだから、お参りして行こう。」とにかく、年がら年中「せっかくだから」と言っている。クマゴローはそんなぴろ助を”せっかく星人”と呼んでいる。

今朝起きると、おだやかな秋空が広がっていた。

「いい天気だねぇ。せっかくだからコスモスでも見に行こうか。」

せっかく星人の一言で、コスモスって花を見るためにねずみが岳って山に出かけたんだ。山の上だけあって、ちょっと空気が薄いような気がするなぁ。オイラもいつもの華麗な動きができないよ。そんな中、ふたりはピンクの花がたくさん咲いている横を通って、どんどん坂道を登っていく。いったいどこまで行くんだよぉ、オイラもう疲れちゃったよ。

ようやくシートを広げて落ち着いたかと思ったら、ぴろ助がオイラのリードを引っ張って走りはじめた。

せっかく山に来たんだから、ちゅうも走りまわりたいでしょ。」

おおきなお世話だっつの!空気も薄いし、オイラはもう疲れたよ。ハラもへったしさ・・・。早く家に帰ってくつろごうぜ。

せっかく来たんだから、もっとゆっくりしていこうよ。」

あぁ・・・せっかく星人は今日も絶好調のようだ。

2000年10月6日 まっくろくろすけ

人間が生活してるとゴミってやつが必ず出る。ゴミってのは人間にとっては不要のもので、どこかに捨てるために専用の車もあるんだ。その車がやって来る日は決まっていて、”きんこん・きんこん”音を出してみんなに知らせながらやってくる。

きんこん車がやって来る朝、決まって集まってくる黒い鳥がいる。人間にとっては不要なゴミでも、こいつらにとっては大切な物らしい。オイラはこの鳥のことを”まっくろくろすけ”って呼んでいる。まぁ自分もまっくろなんだけどね。

窓からまっくろくろすけのことを見てたら、そのうちの1羽が家の前の電線に止まってオイラのことを”ジッ”と睨んでる。”なんだこいつ、ヤル気なのか?”オイラも臨戦体制をとって睨み返したんだ。

手に汗握る視殺戦・・・・

気がつくと、あのまっくろくろすけはもういない。どうやらオイラはいつのまにか寝てたようだ。あいつに催眠術でもかけられたのか?恐るべきまっくろくろすけ。強力なライバルの出現だ。

2000年10月3日 そういえば・・・

そういえば、今思い出したんだけど、オイラはな〜んでもない時に、突然いろんなことを思い出して、わけのわからないリアクションをとることがあるらしい。

病院で診察を終えて待合室にいる時に、”そういえば、ここはオイラの大嫌いな病院ぢゃないか!”ってクマゴローの腕を噛んだり・・・

ベッドで寝ようとしてうとうとしてる時に、”そういえば、今晩メシ食ったっけ?なんかハラへった。”って突然起きて、ごはん食べたり・・・

角田のばあちゃんの家でユキベエに威嚇された後、車で帰る途中に、”そういえば、さっきユキベエに威嚇された。めっちゃ怖い。”って突然暴れだしたり・・・

オイラは1度にひとつのことしか考えられないから、何か頭に浮かんじゃったら、今まで何してたかなんてすっかり忘れちゃってんだよねぇ。まぁそれだけひとつのことに没頭するってわけで、オイラは芸術家タイプなのかもしれないなぁ。

2000年10月1日 体重測定

今日は月始恒例の体重測定の日。日々の鍛錬は怠っていないとはいえ、やっぱり体重は気になるところ。なんたって一緒に住んでるやつらを見てると不安になるからね。恐る恐る体重計に乗って表示される数字をジッと見てたんだ。

今日現在の体重は”4.0kg”。この1ケ月で400グラムの増だ。よしよし、いたって標準だよね。

これから寒い冬を乗り切るために、いっぱい食べて脂肪を蓄えなくちゃいけないから、体重はどんどん増えるかもね。クマゴローとぴろ助は十分脂肪蓄えてんだから、冬に向けての特別な準備は不要だぞ。


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