KING SEIKO |
その昔、世のオジサン達がつけていた時計を思い起こさせる、オーソドックスなスタイルの56キングセイコーです。 ブルーグレーの文字盤がシブイ印象を与えています。 KSといえば、いわゆる”セイコースタイル”を追求したモデルで、ホワイト、シルバー、あるいは黒に近いダークブルーの文字盤が一般的で、バナックは例外としても、このようなカラーリングのダイヤルは珍しいのではないでしょうか。 また、ケースについても従来の高級感を醸し出す形状とは異なり、ロードマチックによく見られるケースデザインとなっています。 裏蓋にはGS・KSの象徴とも言えるメダリオンもありません。 |
クォーツの登場により、国産腕時計の最高峰であり、その高精度を世界に誇ったグランドセイコーとキングセイコーも生産終了となり、セイコー高級機路線をクォーツに譲ることとなる前夜、最後期型のモデルだけが特別な理由で型を変化させたのでしょうか??? 56KSは諏訪精工舎としてはじめて製造したキングセイコーで、ロードマチックの56系を発展させ、微動緩急調整装置による精密な歩度調整を容易とした高性能ムーブメントを搭載しています。
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かなり評判の良い機械ですが、カレンダー送り機構の部品先端の歯車がプラスチック製のため壊れやすいという弱点があります。
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