KING   SEIKO

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52ks2.jpg (21497 バイト) その昔、世のオジサン達がつけていた時計を思い起こさせる、オーソドックスなスタイルの56キングセイコーです。
ブルーグレーの文字盤がシブイ印象を与えています。
KSといえば、いわゆる”セイコースタイル”を追求したモデルで、ホワイト、シルバー、あるいは黒に近いダークブルーの文字盤が一般的で、バナックは例外としても、このようなカラーリングのダイヤルは珍しいのではないでしょうか。
また、ケースについても従来の高級感を醸し出す形状とは異なり、ロードマチックによく見られるケースデザインとなっています。
裏蓋にはGS・KSの象徴とも言えるメダリオンもありません。


クォーツの登場により、国産腕時計の最高峰であり、その高精度を世界に誇ったグランドセイコーとキングセイコーも生産終了となり、セイコー高級機路線をクォーツに譲ることとなる前夜、最後期型のモデルだけが特別な理由で型を変化させたのでしょうか???

56KSは諏訪精工舎としてはじめて製造したキングセイコーで、ロードマチックの56系を発展させ、微動緩急調整装置による精密な歩度調整を容易とした高性能ムーブメントを搭載しています。
デイデイト装備の自動巻きでありながら薄型で、部品数が極めて少なくコンパクトに設計されていて、分解・組立・調整がしやすいうえに、非常に安定した精度を誇る56系は、セイコー自動巻きムーブメントの最高傑作だという声も一部にあるようです。
56KS後期型であるこの時計に搭載される5626Bは、初期型の6振動から8振動へハイビート化し、高精度化を図っています。
当時のセイコーの自動巻きは、マチック系に代表されるように手巻き併用ができないものが多いのですが、56KSには手巻き機能が付いています。
カレンダー切替は、リュウズの回転により日付・曜日双方の早送りが可能で、この両方向回転によるデイデイト切替は、ロードマチックが世界で初めて搭載した機能です。

 

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52ks6.jpg (19063 バイト) かなり評判の良い機械ですが、カレンダー送り機構の部品先端の歯車がプラスチック製のため壊れやすいという弱点があります。

【セイコー キングセイコー】

●自動巻き(25石) ●Cal.5626搭載 ●SSケース&ブレス ●日常生活防水

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