OMEGA   SEAMASTER

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私が子供の頃は、スイスの高級時計といえば「ラドー」か「テクノス」そして「オメガ」でした。
ラドーやテクノスはテレビのバラエティー番組の商品(確か酒田時計貿易とか平和堂貿易からの提供?)としてよく登場してたので、名前だけは知ってたんですが、私のまわりにいる人達に高級時計を持つようなブルジョアは皆無であり、画面を通じてしか見たことがなかったのですが、唯一、どーゆーわけかウチの親父がオメガの自動巻きを持ってました。子供心にいつかパクってやろうと思ってたんですが、いつの間にか誰かに譲ってしまったらしく、それ以来ず〜っとオメガ欲しい病にかかっていて、まぁ言わば子供の頃からの憧れの時計だったわけです。
ダイバーズウォッチのマスターピースとして、知名度ではロレックスのサブマリーナと双璧をなすシーマスターは、オメガの防水・防塵・耐水性への挑戦の歴史そのものであると言われています。
オメガ初の防水時計は、1932年に発表された角型ケースのマリーンで、当時、丸型の防水時計は他のメーカーが特許を取得していたために、あえてアールデコ調のファッションウォッチに防水性能を施した時計の開発を行ったとされています。
マリーンは、ムーブメントの入った時計本体を防水用のもうひとつのケースに収納して密閉するという、角型二重ケースを採用することにより防水機能を確保し、ストラップには防水性の高いアザラシの革が使用されていました。
マリーンにより防水腕時計の分野に参入したオメガは、より高度な防水・防塵性能を求めて丸型ケースによる防水時計の開発に着手、そして第二次世界大戦中にイギリス軍に防水時計を供給することになります。これがシーマスターのベースモデルとなったわけです。
当初市販されたシーマスターは、どちらかと言うとドレスウォッチのような外装で、防水性能も日常生活防水程度だったと言います。その後、ねじ込み式リュウズ&裏蓋、回転ベゼルを装備し200mの耐水性を備えた本格的ダイバーズウォッチであるシーマスター300が登場。シーマスターはプロユース向けの本格ダイバーズと、一般ユース向けのスポーツ&ドレスウォッチのふたつのラインが構成されるようになります。
シーマスターは現在のオメガの主要モデルのベースであり、ムーンウォッチとして有名なスピードマスター、ドレス系のデ・ビルもシーマスターの波及モデルです。

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このシーマスター120は、伝説のダイバー、フランシス・ジャック・マイヨールが無酸素潜水の世界記録に挑むため、深海でも優れた視認性を発揮するダイバーズウォッチをオメガにリクエストし、見事素潜り世界記録を達成したときに着けていたモデルがベースとなっています。普通のダイバーズのようにゴツくないので、スーツにも合わせられるところが魅力のひとつです。まぁ今や120m程度の防水性では本格ダイバーズとは言えないってこともありますが。。。
とはいえ、やはりケースやブレスも丈夫で、リュウズもねじ込み式となっているので夏や梅雨時期に大活躍してくれます。
深海での視認性を意識して開発されただけあって、バータイプのインデックスダイヤルとスケルトンタイプの時分針の先端には夜光付きドットが装飾されています。ダイヤルにさりげなく入った波模様もなかなかキレイで、デザインセンスの良さを感じさせます。個人的にはジャック・マイヨールモデルのイルカマークは子供っぽくてあまり好きではありませんね。

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裏蓋にはシーマスターのシンボル「シー・ホース」と、ダイヤル同様ウェーブ模様が刻まれています。これはデザインの他にすべり止めの役目もはたしているそうです。
ブレスはウェットスーツの上からでも楽に着脱可能なように、伸縮性に優れたエクステンションブレスを採用し、片開き式のワンプッシュバックルと幅の細かい9連ブレスで、着け心地の良さを演出しています。

搭載されるムーブメントはクロノメーター規格をクリアしてるETA2892−A2。かつてオメガと言えばレマニアのイメージが強かったのですが、最近はETA製が多いようです。さすがに同じスウォッチグループですね。

 


【オメガ シーマスター120】

●自動巻き(クロノメーター) ●ウェーブダイヤル ●サファイアクリスタルガラス ●SSケース&ブレス ●120m防水

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