SEIKO   WORLDTIME

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1964年に開催された東京オリンピックで公式計時を担当したセイコーが、日本初のオリンピック開催を記念して発表したのが「ワールドタイム」と「ワンプッシュクロノ」です。
世界各都市の時間表示による国際性と、ストップウォッチ機能によるスポーツ性を取り入れ、世界一のスポーツの祭典であるオリンピックを腕時計の中にうまく表現していると思います。
この時計は、そのセイコー・ワールドタイムのセカンドモデルで、ファーストモデル発表の4年後、1968年に発売されたものです。
その後モデルチェンジした、シリーズ最終型となるサードモデルは’70年代のテイストが色濃く感じられますが、セカンドモデルはファーストモデルの色合いを残しています。

セイコー・ワールドタイムは、世界の30都市名を表示した回転式インナーベゼルを持つ国産初のワールドタイムウォッチです。
回転式インナーベゼルを操作して、24時間針に現在自分がいる都市を合わすことにより、世界各都市の時間を知ることが可能です。24時間針は時分針と連動していて、単独操作はできません。
ちなみに、サードモデルになると24時間針は長くなり、インデックスを避けるために階段上に折れ曲がった形になります。
4時位置にある大型のリュウズを操作することにより、通常位置で回転式インナーベゼル、1段引きで日付早送り、2段引きで時間合わせをすることができます。

ダイヤル上の24時間表示は、昼夜によって色分けされています。ちなみに、サードモデルになるとこの色分けもなくなってしまいます。
白文字盤のワールドタイムも美しいダイヤルデザインですが、黒文字盤に24時間表示の黄色とインナーベゼル上の青のコントラストがベストマッチです。
プスチック風防なんですが、年代のわりにはキズは少なめです。
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seiko-w4.jpg (21007 バイト) 搭載されるムーブメントは、手巻き機能のないCal.6117。17石の自動巻きです。
ファーストモデルの裏蓋にはオリンピック記念を表す「聖火」の刻印がありますが、このモデルは残念ながらSEIKO表記のみです。
この時計は国際性を打ち出したモデルだけに、海外保証を可能としていました。

【セイコー ワールドタイム】

●自動巻き(17石) ●Cal.6117搭載 ●SSケース&ブレス ●日付表示 ●ワールドタイム機能 ●日常生活防水

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