SEIKO   CROWN  Chronograph

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1964年にセイコーが東京オリンピックを記念して発売した国産初のクロノグラフ、通称ワンプッシュクロノです。
このワンプッシュクロノがセイコーのクロノグラフの中では一番好きなモデルですが、そう思ってる人が多いみたいで、かなり人気があって価格も高騰していますね。
程度が良くて手頃な価格のものがなかなか見つからなかったのですが、ようやく手に入れることができました。
このモデルは3代目に当ります。初期型はプラスチックベゼルを採用していましたが、壊れやすいという理由から2代目からSS製に変更されました。さらに3代目にはカレンダー機能が付き、時分針もドルフィンハンドからペンシルハンドへ変更となっています。
東京オリンピック記念モデルには裏蓋に聖火マークが刻印されています。通常モデルはタツノオトシゴ、他にアジアンゲームの刻印があるモデルもありました。
この時計の裏蓋は研磨によって、かなり刻印が薄くなっていますが、かろうじてタツノオトシゴのマークを確認することができます。

国産初のクロノということもあり、 積算計を持たない秒針計測のみのシンプルな構造ですが、ムーブメントはピラーホイール式の本格派です。
ベゼルは両方向回転式なので、簡易的な60分積算計の役目も果たすでしょうか。
また、風防にはテンションリング付きガラスが採用されていますが、これは特殊な金属リングで補強したガラスのため、ケースはガラス縁を必要としないそうで、大きな特徴のひとつに数えられています。

これまでのメンテナンス履歴が不明なアンティークだし、スタート・ストップ・リセットをひとつのボタンで操作するだけに、クロノグラフ機能を使用するのは気を使います。
壊れてしまったら修理が可能かどうかわからないので、できるだけ使わないようにしてるんですが、それではクロノグラフの意味が無いような気もするし。。。
まぁもともとが普通の3針時計にクロノグラフ機能を追加しただけのモデルなんで、普通の時計として割りきって使えばイイんでしょうが、やっぱりねぇ。。。
近々オーバーホールに出そうと思っています。

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seiko-c4.jpg (15141 バイト) 時計全体のデザインはシンプルでありながらも非常に味があり、発売から40年近く経った今でも全く色褪せないのは凄いと思います。まぁ古き良き時代のモノ全般に言えることですが。。。
ブレスレットはSEIKO製ですが、おそらくオリジナルではないと思います。

【セイコー クラウンクロノグラフ】

●手巻き(21石) ●Cal.5717A搭載 ●SSケース&SSブレス ●両面回転ベゼル ●3気圧防水

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