OMEGA   SPEEDMASTER

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定番中の定番、あまりにも着けてる人が多すぎる感じがするご存知スピードマスターです。
唯一月に降り立ったことがある時計で、”ムーンウォッチ”の異名を持つスピードマスターは、1957年にファーストモデルが製造され、1962年にジェミニ計画のためNASAが10種類30数個のクロノグラフに対して行った環境テストに、市販品ながら唯一全てクリアしたのがスピードマスターでした。このテストに使用されたのは、ヒューストンの時計店「コリガンズ」で販売されていた一般モデルで、NASAの職員が購入した数種類の異なるメーカーのクロノグラフの中のひとつでした。そして、私の生まれる1カ月前の1965年3月1日にNASAの公式腕時計として認定されました。

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1969年にはアポロ11号での人類初の月面着陸の際に使用されています。そして、1970年のアポロ13号の事故においては、爆発で破壊された自動姿勢制御用の計時装置の代わりに、制御ロケット噴射時間の計測に使用され、正確に14秒を刻むことによりクルーの命を救ったのです。
その後、アポロとソユーズの宇宙でのランデブーの際には米ソ両クルーが着用し、スペースシャトル計画でも採用されています。
人類における最高技術を集結した宇宙計画に、40年もの間公式採用されているということは、それだけタフで信頼できる時計だということでしょうね。

宇宙空間での使用にも耐えうる堅牢性を誇るスピードマスターは、42mmの大型ケースに耐震構造であるフローティング・マウントしたムーブメントを搭載し、さらに耐磁ケースをかぶせるという、密閉三重構造により耐久性を高めています。
ファーストモデルにはシーマスターのケースが採用されましたが、スピードマスターの防水性能は日常生活防水です。シーマスターのように本格ダイバーズとまではいかなくても、せめて100m防水にしてほしいなぁ。。。
風防は反射が少ないプラスチック風防が採用されています。昔はみんなプラスチックでしたが、現行時計では珍しいですね。これも宇宙空間における使用を前提としている、オメガなりの”こだわり”でしょうか。
ラグについても、4thモデルから採用された通称”古代の竪琴”と呼ばれる独特な形状をしていて、今ではスピードマスターの特徴的なデザインとして認知されています。


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ムーブメントはレマニア1873ベースのCal.1861が搭載されています。ファーストモデルからレマニアベースのムーブメントを採用していますが、1th〜4thモデルまでは5振動ピラーホイール式のCal.321を搭載、5thモデルから量産化のため、6振動ハートカム式のCal.861に変更しています。また、現行のムーブメントはオメガお得意のコパーメッキからロジウムメッキへと変更されています。

 

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speed7.jpg (9146 バイト) かつてオメガのスピードマスターといえばかなり高級なクロノグラフでしたが、今やブライトリングやゼニスと比べて手に入れやすい時計となりました。逆に言えば、これだけタフで精度の高いクロノグラフだからこそ、愛用者が多いとも言えます。

【オメガ スピードマスター・プロフェッショナル】

●手巻き(18石) ●Cal.1861搭載(6振動) ●タキメーター ●SSケース&ブレス ●プラスチック風防 ●48時間パワーリザーブ ●30m防水

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