ROLEX OYSTER PERPETUAL SUBMARINER |
スポーツロレックスの元祖的存在として知られるサブマリーナです。最初に回転ベゼルを装着し、ダイバーズウォッチ
というカテゴリーを初めて生み出した時計としても有名です。サブマリーナの基本構造をベースにしたダイバーズウォッチは無数にありますね。と言うか、デザインをそっくり真似たものもよく見かけます。それだけスタンダードな存在ということでしょうか。 |
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パテック・フィリップやオメガ等、スイスの老舗時計ブランドに比べ新興ブランドとなるロレックスは、完全防水のオイスターケースや360度全回転式自動巻き機構等の発明により高級実用時計という独自の路線を築き、老舗ブランドへの対抗を試みました。そして1946年、デイトジャストの完成によって、高級実用時計ブランドとしての地位を確立しました。 |
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世界初の本格ダイバーズウォッチとして誕生したサブマリーナは、オイスターケースの堅牢性と防水性の更なる追及により、当初から100mの防水性を備え、深海という局地であっても信用に足ることを証明しました。 更に、後の時計業界全てに影響を与えたのが回転ベゼルの搭載です。ベゼルを回転させ、ミニッツマーカー動かすことで経過時間の記録を行うというこの画期的な方式は、以降のダイバーズウォッチの基本形となりました。 ブランパンのフィフティ・ファゾムスもほぼ同時期に回転ベゼルを開発していますが、発表はサブマリーナの方が先でした。 サブマリーナはファースト・モデルの発表からの50年間で、様々なマイナーチェンジを繰り返しながら現在に至っています。この時計はサブマリーナ系の中で、基本型を変えずに30年に渡って生産された最長寿リファレンスであるRef.5513の最終型となる、1987年製です。
フラットブラックのダイヤルにメルセデスハンドはスポロレの固定ディテールとして定着していますね。インデックスは5513初期型までの縁なしタイプからアプライトの金属縁に夜行塗料を流し込んだタイプへ変更されています。 |
現行モデルはサファイアクリスタル風防の採用により防水性を300mまで高めていますが、この時計のドーム型のプラスチック風防が醸し出す雰囲気の方が好きですね。 ブレスレットはダイバーズ用の定番であるエクステンション式で、バックル内に延長装置が付いており、オイスターフリップロックと呼ばれる2重ロック機構を備えています。 |
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搭載されるムーブメントはノンクロノメーターのCal.1520。ロービート時代の名機といわれる1500番台キャリバーのひとつで
、60年代から80年代まで30年間に渡り製造され、優れた精度と耐久性を誇るロングセラーです。 クロノメーター仕様のCal.1570と大きく異なる点は、マイクロステラスクリューではなく、緩急針による精度微調整機能を使用しているところでしょうか。 1500番台キャリバーより巻き上げ効率向上のためリバーシングギアが採用されました。巻き上げ不足による精度の不安定が解消され、”パーペチュアル機能が完成”した証としてリバーシングギアはルビーパウダーコーティング により深紅に彩色されました。この深紅のリバーシングギアは現行品まで続くロレックスムーブメントの外見上の特徴となっています。 |
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ファーストモデルと同様にカレンダー表示を持たないRef.5513ですが、実はノンデイトのサブこそが真のロレックスであるとの声もあります。運針の妨げになりうるカレンダーを省き、極限状態においても時を知ることができる、この時計本来の機能のみを追求したモデルであり、だからこそ英国海軍にも採用されたというものです。丈夫な本体、風防、裏蓋が通常より厚くてリュウズも特別。ロレックス社の全精神が注ぎ込まれた実用防水高級時計だという説には 私も一理あると思います。 子供の頃に見た007の映画の中で、ジェームス・ボンド が時計のベゼルを電動ノコギリのように回転させて自分が縛られていたロープを切って脱出するシーンがあり、子供心にあんな時計が欲しいなぁと思ったものですが、このときの時計 がサブマリーナだったということを最近になって知りました。
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