epos UNITAS |
エポスという名の時計メーカーがあることを知ったのは21世紀になってからです。それまでまったく見たことも聞いたこともなかったんですが、よく行く時計屋さんに並んでいたエポスの時計達を見て一種のカルチャー・ショックを受けました。 スイス製の機械式時計といえば、まず最初に思い浮かぶのは「値段が高い!」ということ。ロレックスやオメガはもちろん、比較的低価格だと言われるメーカーのものでも、ちょっとした複雑機能が付けば20〜30万円以上はします。ところが、このエポスってメーカーはその「スイス製時計は高い」という概念を根本から覆してしまったのです。 エポスの設立者であるピーター・ホファーは、クォーツがマーケツトを支配していた1970年代後半に、クォーツには時計本来の魅力を感じず、昔ながらの機械式時計復興の必要性を感じていたそうです。そして、機械式時計の魅力をより多くの人に認知してもらうため、リーズナブルな価格で高品質の機械式時計を制作する会社”Epos SA”をスイスのビエンヌに設立したと聞きました。 |
そういう話を聞いて、ますますエポスというメーカーに強く惹かれてしまったわけです。 時計愛好家の間では密かに人気を呼んでいたらしく、品切れのモデルが多かったんですが、運良く手に入れることができたはじめてのエポスの時計がこのユニタス・スモールセコンドです。 ダイヤルにはギョーシェ模様、インデックスはブレゲ数字と見事にクラシカルしています。 これだけの品質でありながら、考えられないような良心的な値段には感動してしまいます。 |
シースルーバックから見えるムーブメントは、懐中時計の傑作といわれるユニタス6497を搭載。ペルラージュとコートドジュネーブ仕上げが施され、ブルースクリューまで使われていてとてもキレイです。
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