Jacques Etoile  Valjoux23 Imperial

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ジャッケ・エトアールのオーナーであるクラウス・ヤコブは、優秀なマイスターの腕を持つほかに名作ムーブメントのコレクターとしても有名で、過去の希少ムーブメントに自身がデザインしたダイヤルとケースを組み合わせた時計を作り出している。
黄金時代のムーブメントとはいえ、蘇らせるには気の遠くなるような作業と技術を要する。一度分解し、すべてのパーツに入念な磨きをかけ、欠損品には新たに作った上で組み直す。これを収めるケースはオールハンドメイド、ダイヤルには伝統的なギョ−シェ彫りやアプリケが施されている。まさに現代のマイスターの手によって、名作ムーブメントが現代に息をふきかえすのだ。
な〜んてことを某時計雑誌で見てから、いつかオールドムーブメントを搭載した時計の実物を見てみたいと思ってたとき、仙台に新しくできた時計屋さんで偶然にも見つけたのがこの時計です。

実物を見た瞬間、その素晴らしさに一目惚れしちゃったんですが、何といっても値段が値段だったんで、その日は手にとって見るだけにして店を後にしたものの、家に帰ってからもず〜っとこの時計のことが頭から離れない。しかも、限定35本のうちのシリアルナンバー1番なんて、この機会を逃したらもう絶対に手に入れることは不可能だと思い、即攻で予約を入れて買っちゃいました。おかげでわずかな貯金もすべてはたいちゃったのです。

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1950年代初頭のバルジュー23のデッドストックに、コートドジュネーブやペルラージュ仕上げを施し、チラネジ付大型テンプを搭載して見事にリファインしたムーブメントを搭載しています。
バルジュー23は60年代に製造されたものからスムーステンプとなり、6振動にハイビート化されていますので、5振動の機械は貴重となっています。

どんなに名機といわれるムーブメントでも、本領が発揮できるかどうかは仕上げにかかっていると言われています。その点、クラウスは見事に眠っていた名機に命を命を与えたのではいでしょうか。


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手間と時間とお金をかけ完成したムーブメントは、現代ではとても作り得ないものだと言われています。
その美しさはもちろんのこと、精度も素晴らしく、とても半世紀前の機械だとは思えないし、SUG社製のケースを採用し、100m防水という実用性を持った時計に仕上げられる等々、クラウス・ヤコブ氏の技術力にはホントに感心させられます。
機械式時計の黄金期といわれる’40年代〜’60年代のデッドストックムーブメントを使用したジャッケ・エトアールのシリーズでは、このバルジューの他にヴィーナス175インペリアルがあります。今や私の一番のお気に入りブランドとなったジャッケ、次はヴィーナスが欲しいなぁと思っているのですが、資金の目処がねぇ。。。

 

【ジャッケ・エトアール バルジュー23インペリアル】

●手巻 ●キャリバー・バルジュー23搭載 ●ピラーホイール ●チラネジ付きテンプ ●ブルースチールハンズ ●コートドジュネーブ仕上げブリッジ ●ベルラージュ仕上げ地板 ●SSケース ●シースルーバック ●ミシシッピーアリゲータストラップ ●100m防水 ●世界限定35本 ●シリアルナンバー”1”

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